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2007年2月7日水曜日

AutoCAD / AutoCAD LT NOTE.. > AutoCAD / AutoCAD LT NOTE.. 設定: 図面範囲(作図範囲)の考え方

図面範囲(作図範囲)の考え方

AutoCADの図面作業において“図面範囲(作図範囲)”の部分で悩む方が多くいます。
通常の流れからいうと、[モデル空間]にて実寸で図を作成し、[レイアウト空間]でページ設定・レイアウトを行って印刷という流れになりますので、モデル空間における“図面範囲(作図範囲)”は必ずしも“紙”をイメージしなくてもよいケースがあります。

建築図面のような大きな図面を作図する際には、“土地の大きさ”を最初に決め、この土地が言い換えれば“図面範囲(作図範囲)”として見ることができます。
よって、『A3サイズの用紙を何倍して…』というように考えなくても、もっと単純に『これから設計したい図面の大きさは○○ミリだから、それよりも大きめのサイズで枠を描こう』という発想で[長方形]コマンドで目に見える図形を描いてあげます。

※図面範囲(作図範囲)は紙のサイズを設定するという意味ではありません。“グリッドが表示される範囲”という意味になりますので、目に見える領域が欲しければ図形を描いてあげた方が解りやすくなります。

その領域に作図した図面を[レイアウト空間]でA3サイズのページ設定を行い、[ビューポート]を使って表示倍率を指定し自由な位置にモデルで設計した図面を配置すれば問題なく印刷を行うことができます。

もちろん、『用紙サイズ×スケール倍』というような考え方でも図面範囲(作図範囲)を指定し、図枠等もすべてモデル空間に配置してもOKですが、アバウトな考え方で図面作業を開始しても最終結果は同じという点を認識しておいてください。
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